大学受験・世界史勉強法:文脈的な理解
大学受験の世界史は、暗記科目であることは間違いありません。人名や地名、歴史的な出来事・事件や年号といった語句の暗記が必要なのはいうまでもありません。
しかし一方で、実際の大学受験の問題では、こうした単純な語句の暗記だけでは通用しない問題が数多く出題されています。
世界史は1国の歴史を深く掘り下げる日本史に比べ、さまざまな国や地域の歴史を相互に連関させて理解する必要があります。大学受験の世界史においても、こうした文脈上の理解を前提に、設問の設定や図表を用いて解答を求める問題が主流になっています。
こうした大学受験レベルの世界史に対応するためには、基礎的な語句の暗記はもちろんですが、それらの事柄をひとつの文脈として有機的に理解することが大切です。
文脈的な理解とは具体的には、歴史が時代の流れを学ぶ科目である以上、それぞれの歴史上の事件や出来事の因果関係を理解するということです。
日本史の勉強法カテゴリの記事でも触れましたが、ある事件が起こったときに、なぜそのようなことが起こったのか、そしてその事件の結果どのような変化が現れたのかを時代の流れに沿って暗記します。
例えば、騎士階級が没落して王権が伸長し絶対王政の確立に至るまでの過程や、ロシア革命と第一次世界大戦の終結など、世界史には時代の流れに沿った因果関係があります。
また、その暗記の過程のなかで、関係する人物とそれらが果たした役割やどこで起きたのかなどを確認し暗記します。これらを意識的に行うことで、単なる機械的な暗記とは異なる理解が深まり、記憶の定着を促す効果があります。
大学受験・世界史勉強法:同時代のリンク
また、同じ時代に他の地域でどんなことが起こっていたのか、国や地域の垣根を越えて同時期の世界の出来事を整理する「同時代のリンク」も、世界史の理解には効果があります。
例えば、世界分割が進展し第一次世界大戦に至る過程のなかで、列強各国の事情や中国・インド・東南アジア諸国などの民族運動の動きなど、同時期の各地域の動きを有機的に結びつけて理解することが大切です。
これは単に同時代の世界史を暗記するだけでなく、ある地域の歴史的事件が他の地域にどのような影響を与えたのかなど、相互のつながりをリンクして理解することを意味しています。
こうして、ひとつひとつの歴史的な事象を結びつけ、相互の理解を深めて「覚えやすく忘れにくい」記憶の定着を図ることが可能です。
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