大学受験・物理の勉強法:図式化の実際
先の記事では、大学受験の物理での図式化について紹介しました。今回はその実際の注意点に触れていきます。
大学受験の物理では、どれだけ正確に図が書き表せるかが非常に大切です。しかし、ひとつの図に全ての情報を書き込むとゴチャゴチャになって何がなんだか分からない場合もあると思います。
こうした場合、(問題のなかで複数の状況が与えられていたら)それぞれの状況に応じて図を書き分けたり、問題で登場したそれぞれの物体ごとに図を分けて書き表すといった柔軟な対応も必要です。
大学受験・物理の勉強法:図式化のアプローチ
また、問題で既に図が与えられている場合があります。しかしその場合でも自分なりの図を改めて書くことを推奨いたします。
自分なりの図をより簡潔に書くことで、問題で与えられた状況の理解を深めることにつながり、自分なりのアプローチで問題を攻略することが可能になります。
もちろん、元の図と似たようなものを書くことは意味がありませんし、勝手な勘違いや思い込みではなく、問題を忠実に再現した図を書く練習を心がけましょう。
こうした図式化は時間がもったいないと思われるかもしれませんが、自分の理解の助けに整理することは大切だと思います。この作業は単に見やすくなるだけでなく、問題からの情報漏れを防ぐことにつながります。
これまでは、大学受験の物理で問題で求められていることを図に表す「図式化」について述べてきました。図式化は個々の問題を解く際に物理の解き方を向上させる方法です。次回の記事では、大学受験の物理という科目全体を通じた受験勉強の手法「解法のパターン化」について触れていきます。